初めてでも迷わないエンディングノートの書き方

エンディングノートを書かないと、家族は困る?
エンディングノートが気になるあなたは、きっと心のどこかでこう思っているはずです。
- 「もしもの時、家族に迷惑をかけたくない」
- 「終活をそろそろ始めたいけど、何からすれば?」
- 「エンディングノートを書けと言われても、正直よく分からない」
しかし、実際にエンディングノートを手に取る人の多くが、最初の10分で挫折します。
なぜか?
👉 何を書けばいいか分からないから。
この記事は、その“最初の10分の壁”を壊すために作られています。
しかもあなたは今、エンディングノートを書こうと思った、非常に良いタイミングにいます。
というのも、以下のようなトラブルは、
エンディングノートをほんの少し書いておくだけで防げるからです。
- 病院で家族が「延命治療をどうするか」判断できない
- 財産の情報が分からず、相続が半年以上ストップ
- SNS/スマホのロック解除ができず困る
- 認知症になったときに家族が迷ってしまう
これらは決して“他人の話”ではありません。
この記事を最後まで読めば、
👉 あなたが「今日から」エンディングノートを作り始められる状態になります。
エンディングノートとは?遺言書との違いを1分で理解
まずは基本から。
エンディングノートは、
もしものとき、家族が困らないように必要な情報や希望を書き残すノート
のことです。
「遺言書とは何が違うの?」という疑問は多いですが、違いはとてもシンプル。
遺言書との違い(超シンプル版)
| 比較項目 | エンディングノート | 遺言書 |
|---|---|---|
| 法的効力 | なし | あり |
| 目的 | 家族への情報提供・想い | 相続の正式な指示 |
| 書き直し | 何度でも自由 | 厳密なルールあり |
| 書くハードル | 低い | 高い |
結論:
→ まずはエンディングノートから始めればOK!
→ 必要になったら遺言書を検討、という流れが最も合理的です。
エンディングノートの書き方|この順番なら必ず書ける
多くの人が失敗するのは、
「全部を完璧に書こうとする」からです。
エンディングノートは“完成しなくていい”ノート。
必要なところから書いていけば十分役立ちます。
書く順番(初心者が最も挫折しない型)
- 書きやすい項目から始める
- 個人情報 → 医療 → 財産 → 葬儀 → メッセージの順
- 書けない項目は空欄でOK
ステップ①:書きやすい「個人情報」から
まず最初に書くべきは、負担が少ない“基本情報”。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 家族構成
- 保険証番号
- 緊急連絡先
これはすぐに書けるので、
「書き始めた」という達成感が得られます。
ステップ②:医療・介護の希望(家族が一番困る部分)
最も重要なのはここです。
医療現場では、
家族に「延命治療の希望」を聞くケースが急増しています。
その時、あなたの家族は自信を持って答えられるでしょうか?
以下は必ず書いておきたいポイント。
- 延命治療を希望するか(人工呼吸器・心臓マッサージなど)
- 認知症になったときの対応
- 入院時に連絡してほしい人
- 介護してほしいのか、施設希望なのか
- 自宅で過ごしたいか、病院がよいか
これは家族の精神的負担を100倍軽くする項目です。
ステップ③:財産・相続の情報(概要だけでOK)
ここが一番手が止まる部分ですが、安心してください。
財産の“詳細”は不要です。
概要が分かれば、家族は手続きできます。
- 使用している銀行
- 保険の種類
- 不動産の有無
- 証券会社・投資アプリ
- クレジットカード
- 契約中のサブスク
- 借金の有無(あればメモ程度でOK)
「どこに問い合わせればいいか」だけ書いてあれば十分です。
ステップ④:葬儀・お墓の希望(家族が迷わない)
葬儀は家族が最も判断に困る場面です。
- 葬儀の規模(家族葬か一般葬か)
- 宗教
- 使ってほしい写真
- お墓の希望(墓・樹木葬・散骨など)
- お金の予算
葬儀費用の90%は、
“家族が判断できずに業者に任せること”で膨らみます。
ステップ⑤:家族へのメッセージ(書けるときだけでOK)
これは義務ではありません。
書きたい時に、書けることだけ書けば良い部分です。
- 感謝
- 伝えたい想い
- お願いごと
「書きにくい」と感じるなら“空欄でOK”です。
エンディングノートに書かなくていい項目
エンディングノートは“弱点”を書くノートではありません。
書かなくていい項目例:
- 過去の後悔
- 家族への苦言
- 失敗談
- 書くのがストレスになる情報
- 膨大な財産リスト
あなたの家族に役立つ情報だけで十分です。
エンディングノートを書くメリット|家族が救われる理由
エンディングノートを1冊作るだけで、以下が劇的に変わります。
家族が迷わない
医療・介護・相続など、あなたの意思が分かるだけで混乱が消えます。
病院での判断がスムーズ
延命治療の希望があるだけで、家族はパニックになりません。
相続トラブルを防げる
財産の把握ができているだけで、揉める原因が消えます。
あなた自身の人生の整理にもなる
書くことで、これからどう生きたいかが見えるようになります。
エンディングノートはいつ書けばいい?年代別の最適タイミング
50代
→ もっとも書きやすい年代。
→ 介護や医療も現実味が薄く、冷静に書ける。
60代
→ 終活を意識しやすい時期。
→ 医療の希望を書いておくと効果大。
70代・80代
→ 最も重要な年代。
→ 家族の負担を最小化できる。
“遅すぎる”ということはありません。
書こうと思った今がベストタイミングです。
紙とデジタル、どっちがいい?
紙のメリット
- すぐに書ける
- 家族が見つけやすい
- 形式に縛られない
デジタルのメリット
- 更新が簡単
- パスワードが保管できる
- 写真・データをまとめやすい
結論:
👉 併用が最もおすすめ。
エンディングノートの選び方|後悔しないポイント
選ぶときの判断基準は以下。
- 書く項目が多すぎない
- チェック式で書きやすい
- 医療・介護項目が充実している
- 財産リストがシンプル
- 家族に共有しやすい
「高級・分厚いノートほど挫折しやすい」というデータもあります。
迷ったら
👉 薄くてシンプルなものから始めること を強く推奨します。
エンディングノートを更新し続けるコツ
- 年に1回でOK(誕生日がおすすめ)
- 書き直すのではなく“追記”する
- 保管場所は家族に共有
- 医療情報は毎年最新にする
エンディングノートは完成させるものではなく、
育てるノートです。
高齢の親にエンディングノートを書いてもらう方法
あなた自身だけでなく“親にも書いてほしい”という人は多いはず。
でも親は「縁起でもない」と嫌がることがあります。
そこで重要なのは伝え方。
親に書いてもらう3ステップ
「書いてほしい」ではなく「一緒にやろう」
押し付けると拒否されます。
一緒に始めるのがベスト。
医療・介護の話から入る
“死”ではなく、“病気”や“介護”の話を切り口にする。
難しい項目は子どもが手伝う
例えば財産リストは親だけでは把握しにくいです。
まとめ|エンディングノートを書けば、未来のトラブルはほぼ防げる
この記事では、
- エンディングノートの書き方
- 書く順番
- 書けない部分の扱い
- 親にも書いてもらう方法
- 更新のコツ
まで、すべて解説しました。
あなたが今日10分書くだけで、
👉 家族は困らず
👉 あなた自身も安心でき
👉 もしもの時の混乱を避けられます
エンディングノートは、
「人生で最も優しいプレゼント」 です。
まずは1ページ。
未来のために、書き始めてみませんか?

